新米ママ日記

〜0ヶ月〜


(生後1日)H.14.12.5

  朝6時40分、「採血です!」の声で目が覚めた。昨夜は出産の興奮からか、初めての入院で落ち着かなかったのかよく眠れなかった。体の疲れは残っていない。検温、問診と続く、、、あ〜、まるで病人みたいだ!さっそく温かい朝食がでてきた。だまってるだけで、3食おやつがでてくるなんて素敵! シャワーはまだ許可されないので、熱い蒸しタオルがくばられた。それでもすごく気持ちいい。それにしても、、、夢じゃなかったんだ。やっぱりめずはもうわたしのお腹の中にいない。でも、この産院は母子別室のため実感がわかない。めずの顔もまだぼんやりとしかおぼえていない。
  すると、元気に回復していたので特別に抱っこの許可がでた。頭には三角巾。体を覆うエプロン。消毒液で手を洗いようやくめずをうけとることに。や〜ん! 改めまして初めまして! ふにゃふにゃしてるけど、産んだ直後と違って猿から人間っぽくなってる〜。まじまじとみる。あれ? 眉がない! ん〜、やっぱりどっち似でもない気がする〜。すると婦長さんが「せっかくだからくわえさせてみたら!?」と一言。おそるおそる乳首をだす。まだ乳はでてないと思うけど、吸い付いた〜〜! ママって感じ。でも今日は10分少々で終了。
  あとは出産翌日は安静日のため、他にすることがない。めぐちんは6人の大部屋だったけど、みんカーテンがしまっていて和む以前の問題。だから翌日にもかかわらず面会にきてくれた人はありがたかった。人がくるたび新生児室へ面会へ。たいてい泣いてないんだけど、夕方いくとまぶしそうに目をぱちくりしていた。
  そうそう、出産前にさんざんみんなから「名前は?」ときかれた。最近じゃ、事前に性別をきいて名前を考えておくのが主流らしい。わたしはK'sに名前をつけてもらうことにしていた。彼は生まれた顔をみてからきめると宣言していた。そして今日めずに新たな名前が授けられた。面会時ふたりで話し合って、、、

          
命名  「遥久」(はるひさ)

に決定!遥かかなたまでうけついでいってほしい、、、ってことで「遥」。これだけだと女の子みたいなので同じような意味をもつ「久」を合体させた。でも、ネット上では「めず」のままでいくことにする。それにしても数ヶ月めずと呼び続けたので、まだ「遥久」がなじまず「めず」と思わずでてしまう。ちなみに字画とか名づけの本とかいっさい参考にしていません、、、。

  ちなみに傷口は毎回お手洗いのたびに自分で消毒するわけですが、、、さわると、縫い目がはっきりわかるだけではなく、、、は、はれてる〜! こわくてとてもみれません。ま、そんなしみるというこはありません。一日に1回は回診で消毒にくるのですが、、これまた「産褥ショーツ」というのをはいてまして、、、ショーツをぬがずにマジックで股の部分を開いて傷口が見せれるんですよ。これも客観的にみるとすごい光景だ、、。それと、産んだらぺしゃんこになると思っていたおなか、、、このたゆん、たゆんはなんですか!? そう、たとえて言うなら「しぼんだ風船!」。みなさんおわかりのとおり、、最大限にふくらました風船の空気を抜くと、ちいさくなってももとのしゃきっとした感じにはならないでしょ!? まさにあんな感じです。慌ててさらしでしめつけるも、、、面会にきた人に「あれ、まだお腹にいるの?」と聞かれる始末。

(生後2日)H.14.12.6

  病院の消灯は夜9時。メインの電気が消されます。はっきり言って眠れません。しかも朝の検温が7時。10時間もここ最近寝たことないよ! ま、枕もとの小さな電気はつくので、こっそりPHSでメールなどはできますが所詮長くは続かない。夜がこんなに長いなんて! 周りの眠れない人のベットも寝返りのきしむ音がひびいてました。
  今日は午前中に婦長さんが乳房マッサージにきてくれた。乳房に乾いたタオルをのせてその上から全体をマッサージ。これが気持ちいいんですよ。ほんわかしてきて。最後に乳首をつまむと、あ〜なんか汁がにじみでてきた。今日午後からの授乳が楽しみだ! PM2時〜初授乳。2時にいけばいいのかと面会の人としゃべっていたら「めぐちんさ〜ん、あかちゃんがお腹すいたって泣いてますよ〜!」と院内放送されてしまった。まずは、赤ちゃんの体重をはかり、授乳後さらにはかって、その差から飲んだ量を知るわけです。乳首を消毒して、抱き方をおそわりトライ! お〜すいついている。左右10分くらいづつ。でもすぐに疲れてうとうと。どきどき体重を計ると「+10g」。え、それっぽっちと思う人がいるかもしれないけれど、産んだ直後は「±0」がざらにいるなかでこれでもいいほう。やった〜!って思ったら、PM5時の授乳は「+5g」、PM8時は「±0」。な〜ん〜で〜! でも遥久はでていなくても口もとを刺激しつづけると貪欲にすいついている。
  今日も面会に何人かきてくれた。みんな甘系のおみやげをもってきてくれる。妊娠中はずっと我慢していただけにすごく嬉しい。でも3度のたっぷりの食事に病院のおやつもあるので、、、絶対食べ過ぎ〜!いつも寝てばかりいるめず。今日は泣き顔もたっぷりみれた。ほんとはたっぷり抱っこしてあげたいのに。

(生後3日)H.14.12.7

  朝の検温の問診の時、前日の尿と便の回数をきかれる。実は今朝まで便はなし。病院の規定ではこの時点ででていない場合は便秘薬が処方されます。わたしは傷口が怖くて力めない、、、というより、便意が全然ない。とろろが、薬を処方され忘れているうちに、、、ん?、、トイレにいくとすっきりでました。傷口特に問題なし! ほっ。
 そうそう、今日は出産以来初のシャワーを浴びれる日。ま、わたしは毎日シャンプーしないと気がすまないほうじゃないので、その点では平気だったのですが、、。実はちょうどこの頃外界ではものすごく冷え込んでいたため、、、院内も肌寒かったんですよ。だからゆっくり温まり最高! 、、、が、シャワー室には全身うつる鏡がありまして、、、愕然。薄々想像はしてましたが、、、お腹が〜!こうたるんだまま重力にしたがってさがってる、、って感じ。はたしてもとにもどるのか? しかもおなかが大きいときは全く見えなかったおなかの底の方にちょっぴり妊娠線ができていたではないですか!? 実は、産後にお腹をひきしめる「ウエストニッパー」なるものをお下がりでいただいていて装着しようと試みたのですが、、、余裕と思われるそのサイズのそれが、、、しまらないじゃあないですか!? ショック!
  今日は調乳指導があった。ほんとは母乳onlyでいきたいのでミルクのお世話にはなりたくないけど、人に預けたりするときには必要なんだろうな。業者の人からミルクをもらう。
  母乳はこの産院では8時、11時、2時、5時、8時の3時間ごとの1日5回。15分前から授乳可能なんだけど、みんな待ちきれず15分より前から新生児室で我が子をながめだし、15分前きっかりに授乳室へむかう。このときあかちゃんを取り違えないよう手にママの名前をかいたバンドをしていてそれで確かめる。それにしても、母乳ってなかなか難しい。めずはちゃんとすっているのに、、今日は
 
   +10 → +5→ +5→ +15→ -5(うんちして泣いて飲みわるし)

と体重は増えたり、減ったり、、、。どんどん増えていくものかと思っていたのに、、、。しかもすわれて乳首が痛くなりだした。今日はめずがちょっぴり鼻水をだしていた。風邪をひいているんじゃないといいけど、、、。授乳と授乳の間にマッサージ。でも乳がにじむとすてるのもったいなくてやめてしまった。今にして思えば乳はどんどんできるからもっとマッサージすればよかった。授乳前後の新生児室前でママ友達とおしゃべり。めぐちんの出産日にはあかちゃんは5人生まれたわけだけど、みんな男の子でもそれぞれ個性があって違う。めずはちょっとちっちゃめで、髪はふさふさ多いほうだ。バキュームで左上が水ぶくれのこぶのようなものができている。きくところによると、みんな出産後は体が全身筋肉痛になったり、今でも傷口がすごく痛かったりするようだ。わたしは楽なほうだったのね。みんなであかちゃんみてると時間がたつのも忘れてしまう。そうそう、授乳が始まってから、面会の人は突然くるので結構気をつかってしまう。せっかくきても30分ほど席をはずしちゃうし、ママ友達とおしゃべりしてたらもっとだし。

(生後4日)H.14.12.8

  この産院は普段は面会朝の9時〜夜の8時までなんだけど、今日は院内清掃のため面会は3時〜。みんなにその故伝えておいたので、授乳と授乳の間は特にすることがない。あ〜、母子別室ってつまらない。早くあかちゃんのお世話で忙しくなりたいな。退屈なのでちゃくちゃくと退院院準備を始める。
  毎朝の問診で乳の出をきかれる。まだそんなに出ませんというのがつらい。でも、周りのみんなもでてないようだ。かと思うと2人目のママさんは逆にいっぱい出るのに赤ちゃんがまだ上手に飲めなくておっぱい張って搾乳しても痛くて大変そうだ。昨日まで乳の出は今一で、産院から支給された母乳パッドを使う必要がなかった、、、。いったい、いつから必要になるのだろう? すると、朝、目が覚めたらパジャマの乳の部分が濡れている! なんとシーツまで乳染みが! 昨日までふにゃふにゃだったおっぱいがぱんぱんになっている。今日はいけそう!と期待いっぱいで授乳にいったら、、、めずのご機嫌が今一。ぐずぐず泣いてて飲まない、、「±0」でスタートし、次も「+5g」、、、え〜、また逆戻り?って思ったら次はなんと最高記録「+40g」。やった〜!って思って次にのぞんだらぐっすりねむねむで「±0」。思うようにいかない。授乳室は5g単位でみんな一喜一憂してる不思議な空間だ!
  朝、体重をはかった。10sちょっと増えためぐちん、、、。めずが約3s、胎盤、羊水、、、等でま、少なくともその分は減ってるはず、、、が、ちょーっと待って、3sそこそこしか減っていないのは何故ですか!? ま、母乳の分を含めたとしても、、、。期待してだけに、ショック。そりゃあね。1日運動もせずごろごろ。3食、おやつたっぷり食べてれば太るよね。産後が心配だ!!
  実はK'sの仕事はこの時期、年間で一番忙しい。それでも毎日昼休みお弁当を買ってきて、病院でいっしょにお昼を食べてくれる。今日は日曜だけど仕事で、夜も遅くまで残業してるらしい。わたしは日中退屈で、夜は眠れなくても9時には就寝。なんだか申し訳ない。

(生後5日)H.14.12.9

  朝起きて、今日は寒いな〜と思ったら、外は銀世界! この冬、初だ、、、しかも結構な降り。退院が明日でよかった。
  今日は沐浴指導。母親学級で人形相手にしたことはあったけど、本物では今日が初めて。しかも授乳の時にしかめずにあっていないので、裸をみるのも初めて。どきどきのへその緒はなんとすでにとれていてびっくり。ちょっとぐちゅぐちゅしてるくらい。裸にすると目をみひらいてびくびくしてるけど、お湯のなかでは気持ちよさそう。お湯からあげると泣かれてしまって、肌着をきせるのに手間取ってしまった。あ〜、でもなんか嬉しい。退院後は毎日これが日課になるのね〜。
  お乳も上手にあげられるようになり、「+50g」の新記録をだしたと思ったら、「+65g」ですぐに記録更新。コンスタントに40gは飲んでもらえるようになり、トータル240g! 、、、でもこの産院では授乳後不足分はミルクが与えられている。授乳後新生児室をのぞくとめずは追加のミルクを飲んでいる、、、ってことは明日退院だけど、すぐに母乳onlyは無理ってことよね。ちょっと不安。それに、ますます乳頭が痛くなってきた。
  今日は夕方退院診察。母子共に問題なかった。よって母子そろって退院決定! めぐちんの傷口は一応溶ける糸なんだけど、外側は抜糸してもらう。「うっ、いった〜!」、、でも抜糸すると痛いと思っていた傷口のつっぱり感がなくなって楽になった。実はしばらく円座なしではつらいのでは、、、って感じもあったけど、これならもう平気そう。ちなみにK's(O型)とめぐちん(AB型)の間に生まれためずはB型だった。

(生後6日)H.14.12.10

  いよいよ待ちに待った退院。心配していた雪はやんでほぼ道路の雪は解けていた。前日概算をきいて予想以上に多くてびっくりしたけれど、いざ清算してみるとぜんぜん安くてほっとした。バキュームなどの処置は保険がきいていたようだ。いつもの11時の授乳はミルクをあげてもらって、11時にK'sにむかえにきてもらう。他の人はけっこうNsやDrにお礼の品などを渡していて、うちの母もそのこと心配していた。でもそういうのを断固受け取らない主義の病院で働いているめぐちんにとっては、お礼など必要ないと思う。ちゃんと医療費は払ってるわけだし。、、という信念のもとに、ナースステーションにお礼の言葉だけを告げ、めずを受け取りに。今朝の授乳で突然水泡のような湿疹ができてたので、聞いたらあかちゃんにはよくあることで心配ないらしい。この時点でめずは

  体重2,866g(生後)→2,892g(2日目)→2,924g(4日目)→3,070g(退院時)

で、約200g体重が増加していた。うんちは1日4,5回してるらしい。いよいよめずがほんとに手元にやってくる。すごく嬉しい半面、不安でいっぱいだ。母子別室だったから、一日5回の授乳とたった1回の沐浴しかお世話しないまま、いきなり全部することになるわけで、、、オムツ替えは一度もしていない。めぐちん自身の体は充分休めたものの、、、ま、母子同室・別室、一長一短ありますね。
  結構大きな産院のため、めずを受け取り、K'sと3人で玄関へ。よく雑誌であるような、Drや看護婦さんと記念撮影みたいなのはもちろんない。めぐちんにとって1週間ぶりの外界は、予想以上に寒かった。めずもずっと温度と湿度が一定に保たれた空間から10度を下回る空気にふれたわけで、、、ぎゅっと目をつむっている。ベビーシートに寝かせて、車で家へ。めずは振動で寝ている。まずはK'sのお店の人におひろめ。部屋に戻るといろんな変化に興奮したのかめずはぐずぐず。「おっぱい?」「おむつ?」「寒いの?」。夕方までわたしひとりなので不安でいっぱい。めずを残しトイレにいくのもびくびくだ。ま、それはいいとして、、、わたしが一週間部屋を留守にしただけなんだけど、、、もともと片付けという言葉が辞書にないK'sにより、その部屋に唖然。、、、とりあえずみなかったことにしておこう。
  4時30分。またまた車に乗り、めぐちんの実家へむかう。ちょっと道路が混んでいて2時間40分のドライブ。めずは振動で熟睡。でも一度ぐずったので車の中でおっぱいをあげてオムツもかえてみた。実家につくとベビー布団にさっそく寝かせる。う、布団に寝せるとめずが余計にちっちゃくみえる。それにしても、、、新生児は一ヶ月は体温調節ができないので、室温を20度前後一定に保つように言われているが、、、茨城のわたしの実家暖房つけっぱなしにも関わらず、、、15,6度にしかならない、、大丈夫なのか!? 結局K'sが御飯を食べて帰るまでめずはぐっすり。疲れたのかな? 退院後は母乳のみで約3Hペースを保ったけど、、、乳首がやっぱりいたい。そしてこれから、、、深夜の授乳タイムへと突入していくのでありました。

(2週目)H.14.12.11〜17

  実家に車で帰ってきためず、、、とりあえず夜の9時半におっぱいのんでねんねした後、0時20分、1時30分、3時30分、6時0分、7時30分、8時40分、、、って3時間なんて間があかないじゃあありませんか? しかも授乳後ちょうど眠りが深くなり始める頃、、部屋中にひびく「ほぎゃ〜、ほぎゃ〜!!。」 母乳onlyだと授乳間隔が短く、乳首も痛みの限界、、、ってことで、産院同様足りないときに母乳後ミルク40〜60mlを与えるとようやく3時間間隔へ。直接授乳が痛みでつらくて、初搾乳したら140mlでて、そのうちめずは90mlも飲んだ。乳首の痛みがさらにつらい夜は、めずが起きる前に目覚ましで起きて搾乳。間に合わなければ直接授乳。どっちもつらい。授乳と言えば、お母さんが笑顔で赤ちゃんに与えるのんびり幸せなイメージがあった。で、でもまさかこんなつらいなんて!
  よくおっぱいは3時間おき、、、ときく。イメージ的には飲み終わった時から3時間後にまた次の授乳、、、って思ってた。ところが実際は飲み始めた時から次の授乳が始まるまで3時間なのだ。左のおっぱいあげてゲップさせてウトウト。おむつを替えたら大泣きして、右のおっぱいあげてゲップさせてウトウト、、、足りない、ウェ〜ン!でミルクを追加、、、なんてやってるとあっという間に1時間。するともう次の授乳まで2時間をきってるわけで、、、。しかも足りなければ3時間なんて間はあかないわけで、、、。予想以上に授乳に時間をとられ、、、それによりめぐちん自身の食事の時間はまちまちだったり中断されたり、、、。でも、実家だから黙っていても栄養たっぷりの食事がでてくる、、、。これを1人で頑張ったらつらかったな。
  うんちの回数は産院できいたよりも少なく1日3,4回。その分一回の量はたっぷり。おっぱい飲みながらぶりぶり、、まさに「ところてん」方式。尿の回数は多くて、オムツを替えるたびにびっしょり。ちなみにこれといったポリシーがあるわけではないけど布オムツ。だからオムツ替えは1日14,5回、、、なんてことも。ある日、おむつ替えの時、オナラがぶふぉっ。みとれていたら、次の瞬間、ウンチが勢いよく飛び出した! 30cmは飛んだ! またオムツ替えの時気持ちいいのか、しょちゅうよそ見した瞬間おしっこをふりまかれ、、、洋服全部着替えるなんてことはしょっちゅう。
  気になる部屋の温度と湿度。生後1,2ヶ月くらいまではあかちゃんは体温調節がちゃんとできない。だから部屋の温度は日中18〜26℃、湿度は50〜70%に保ってあげなければならない。ところがめずが生まれたのは冬。しかも実家は一軒屋、、、寒いんですよ。灯油ヒーターをがんがんつけていても20℃を超えない。で、授乳のときはそれに電気ストーブもプラスしたりして。夜中でも室温を15℃くらいに保つのがベストだけど、はっきりいってそれは下回ってました、、、。ま、結局めずが風邪をひくことはなかったけど、、。
  沐浴用にリサイクルショップでベビーバスを買った。でもいざつかおうと思ったら、寒くてかわいそう、、、という周りの声により、普通のお風呂に一番手にはいることになった。一応、お風呂はじいじとばあばの共同作業で定着。湯船でじいじがめずをだっこし、ばあばが外から洗う。終ったら、わたしがタオルにくるんで受け取り急いで服をきせる、、、と大騒ぎ。めずは裸にされるとおお泣きするけど、お風呂は大好きらしくぴたっと泣き止みの〜びのび。でも、あがった途端にまたおお泣き。わたし自身はお風呂厳禁、シャワーのみ。そう、まだまだ悪露が続いていて、産婦さんは産後一ヶ月はお風呂にはいれない。だけど、シャワーのみというのは、この寒い冬にはかなりつらい。そうそう、入院中も赤ちゃんの手足の皮がだっぴのようにカサカサにむけてるな〜って思ってたけど、実は裸にすると全身だっぴ状態。へその緒跡はまだじゅくじゅくしてるので、毎回マキロンで消毒。ところが数日すると、ちょうど布オムツカバーが当たって出血状態へ!
  結構日中は起きていて、独り遊びしてることもあるけれど、すぐ飽きてうぇ〜ん。うとうとしても布団に置くとうぇ〜ん。おっぱい足りないうぇ〜ん。これじゃ、会いに来てくれる人もゆっくり会えないな、、、なんて心配していたら、おくるみにくるんでつれていくとなぜかいつもぐっすり。めずは外面いいかも。

(3週目)H.14.12.18〜24

  おっぱいが足りないのか、夜中2時間間隔で起きてしまうことがある。じょじょに疲れがたまってきて、乳をあげながら夢うつつで与えている。しかも、布オムツなのでおしっこでぐっしょりになって、それでまた大泣き。よく本などみると寝る前にミルクをたっぷり与えると他のBABYは朝までぐっすり寝ている。ってことで、ミルク+夜は紙オムツでチャレンジしてみたけど、、、、やっぱり3時間でおっき。
  母乳の出をよくするには、飲みたいだけ何度でもすわせる、、、ってことが鉄則。そう思って頑張ると、、、大げさじゃなく毎回すわせる瞬間「いった〜い!!」と口にでちゃうほうどつらくなってくるんですよ、、、。こんなこともあろうかと、乳首が傷ついた時用の乳首カバー(乳首をすっぽり覆う柔らかなシリコンタイプ)を使用してみた。よくカバーを嫌がる赤ちゃんもいるみたいなんだけど、めずは食欲旺盛。乳さえでてくれば文句は言わない。、、、が、その柔らかなカバーは痛んだ乳首に直接ふれないのだけれど、、、めぐちんの傷はもっと進んでいたらしく、、、それでも痛い。急きょ、ハードタイプのカバーを購入。これだとほとんど痛みを感じず授乳できるようになった。
  入院中、経産婦さんが、「あかちゃんが泣くと、すぐおっぱい足りてないんじゃないの!? と言われイライラした。」と言っていた。今その気持ちがよ〜くわかる。何気なくおっぱい足りないんじゃない?と言われると、、、ただでさえ疲れた体にむち打ってがんばっているのに、非難されている気分になってくる。自分も母乳だけで頑張りたいのに足りなくて悲しい気持ちなのに、、、。しかも他の理由で泣いているのかもしれないのに、、、。近所の人が次々にお見舞いにきてくれる。ありがたい。でも必ずといっていいほど、「おっぱいでてるの?」ときかれる。「おっぱいはでてるけど、食欲旺盛で足りない分はミルクも追加であげてるんですよ。」と笑顔で答える。何気ない会話なんだけど、、、神経質になっている新米ママにとっては、、、。
  2週間ぶりにK'sがやってきた。仕事で忙しいのに無理してきてくれた。毎日みてるとその成長はわからないけれど、ひさしぶりにみると随分大きくなったようにみえるらしい。めずはその日、日中ずっとぐずっていたのに、パパがきたら大人しくなっていい顔みせている。K'sは慣れない手つきで抱っこしたり、初めてミルクをあげたり。みんなが「パパ似!」と口をそろえて言うけれど、まだ実感がわかないみたい。
  布おむつはめんどうくさい。といっても今はとりあえずバケツにいれておくと母が洗濯してくれるのだけど、、、。めぐちんは最初から布だったのでこれが当たり前だけど、紙オムツを最初につかったら絶対布なんて戻せなかったろうなって思う。布オムツは安いといっても、最初のオムツ代、カバー代、継続的な洗剤代、水道代、オムツライナー代、、、がかかるしね。でもゴミの量が格段に少なくなるのは確かだ。それに慣れてしまえば、うんちはトイレに流し、次々洗剤入りバケツにオムツをつけこみまとめて洗濯機へって感じなので思ったよりは大変じゃない。おむつを替えているとほんとよく途中でおしっこされる。替えてる途中のウンチもめずのしぐさからおむつで素早くガードもできるようになった。
  この時期のBabyは、まだ自分の意志では笑わない。笑ったような顔をみせることがあるけれど、それは筋肉の反射のようなものらしい。めずのこの反射は眠りにおちる直前、必ずにま〜っと笑い顔のような顔をみせる。反射とわかっていても我が子の笑顔はかわいい。で、激しく泣いて、泣きつかれて眠りにおちる瞬間もにま〜っ、、、って思わずばかにされてるようでこれはこれで笑える。
  ようやくこの頃、へその緒の出血部はかさぶたとなった。おずのおへそはきれいにくぼんでいてでべそではないことが確定!

(4週目)H.14.12.25〜31

  乳首の痛みでついつい授乳時間が短くなっていたからなのか、、、そんなに乳がでないくせに、左乳の乳管がつまりだしたらしい。右乳はめずがむせてしまうほど出がいいというのに、、、。左の乳腺の一部がしこりのようになっていて痛みがある。しかも日々そのしこりが大きく、痛みも増し始めた。しこりの部分はつまっていて乳がでないので余計に乳の出も減ってしまう。これを放っておくと乳腺炎になってめぐちん自身が熱発してしまうのだ。母にマッサージをしてもらう。よく桶谷式でないマッサージはとびあがるほど痛いというので、母のマッサージもかなり痛かったけど我慢する。でも、なかなか改善しない。めずのため、、、と思わなければ我慢できないそのつらさ、、、私としては助産婦さんのマッサージを受けたいというのが本音だったけど、母が頑張ってるのでしばし辛抱。結局改善しきれず、年末にはいってから乳腺炎なんてことになると大変なのでもう助産婦さんのところにいこうと思っていた朝、昨夜までの腫れと痛みがひいていた。は〜、なんか育児日記が乳日記になってしまいそうなくらい乳に左右される日々。
  そうそう、おむつ替えの時めずは必ず大泣きする。もちろん真夜中でも。これはちょっとみんなに迷惑だな〜と思っていた。そこで、以前友人が使用していて便利そうだなって思っていたおしゃぶりを使ってみた。するとすいついた! ま、おしゃぶりには賛否両論があると思いますが、それはおいといて、、。これが結構ナイスアイテム! ちゅっぱ、ちゅっぱ無心にすっている。これで夜中のオムツ替えの時、めずの泣き声が響き渡る回数が減った。無心におしゃぶりにすいついている時は、自然と目もつむるのでなかなか寝ないときにも効果的。でも、癖になるといけないので使用は最低限にしよう。
  ふと気がつくと、育児にちょっと余裕が出てきた気がする。めずのお世話の合間に息を抜くタイミングもつかめてきて要領もよくなってきた。
  最近夜中の11時前後に激しくぐずるようになった。回数の減った排便にからんでかもしれないけれど、そんな便秘っぽい便でもないのに。あれ、ぐずりだしたな?と思って時計をみると決まってその時間。まだまだ夜泣き、、、っていう時期でもないし。とにかく火がついたように泣き出して、おっぱいでさえ効果なし。抱っこしてゆらしてなんとかうとうとさせて布団におこうとすると「ふぎゃ〜」。まじで病気!?って思ってしまうほどの激しさで泣く。うまく布団におけてもすんごく眠りが浅くって、タオルケットそ〜〜っと1枚、毛布そ〜〜っと1枚、、なんて感じ。それで、途中で失敗したらふりだし。
  年末にはおじさん、おばさん、兄二人がやってきた。みんなでとっかえひっかえ抱っこしてもらえるので、めずはいつもよりよく眠っていた。新しい命であるあかちゃん、、、その周りにおよぼすパワーに驚いた。兄にとって初めての甥っ子になるわけだけど、子供好きな感じがしなかった兄二人がひまさえあればめずのところにやってくるのだ。しかもめずのおかげで今までたんぱくだったわたしたちの兄弟関係、、、なぜだか腹をわって会話がはずむのだ。新しい生命はみんなの何かを変えていく、、。酒を飲めばみんなが、めずが大きくなったら、、、「俺はざりがに取りに凧揚げ」「俺はキャッチボールに釣り」「俺はサッカーにマラソン」、、など将来めずに自分が教えたいことを並べあげる。めずはほんとにみんなに愛されて幸せだな〜って思う。そして初めての年越し、、ちょうど授乳時間だったので、めずは起きた状態で無事年越し。

(5週目)H.15.1.1〜1.3

  めず、初めてのお正月。おじさんからさっそく初めてお年玉をもらう。これはちゃんとめず名義の通帳をつくって記念に残してあげよう。実はめぐちん家では正月には毎年家族の集合写真を撮りつづけているのだけど、ここにめずも加わった。今まで家族が増えることはなかった、、、不思議な感じだ。
  一応めぐちんの昔住んでいた部屋に、めぐちんとめずの布団をひいている。で、お昼寝の時と授乳の時はこの部屋にこもる。が、みんなめずに会いたくてひっきりなしにのぞきにくる。ちょうど授乳してるとみんな遠慮してくれるんだけど、ずっと居座っていたりすると授乳や風呂のタイミングがつかめない。昼寝もしにくい、、。(笑)。ま、でも期間限定しか会えないみんなの気持ちもわかるけど。
  正月明けて、K'sがやってきた。初めて「川」の字に3人で寝た。K'sは夜中の授乳の大変さにびっくりしていた。最初はめずの泣き声に目をさまし、頭なでなでなんてしてくれていたけど、、、真夜中はめずの激しい泣き声にびくともせずにK'sは熟睡。これじゃK'sにめずをまかせるのは心配だ。(笑)


(1ヶ月へ)